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外資系航空会社がダメな理由

最近では、「 日系航空会社(ANAとJAL)が陸マイラー的にマイルが貯まる 」
という声がマジョリティですが、

「 外資系のほうがマイルが貯まるよ 」
とおっしゃる方も世の中にはまだまだいらっしゃいます。

 

その辺について反論していきたいと思いますが、長文ですので興味のない方は読み飛ばしていただいてけっこうです。

有効期限について

マイルには有効期限というものがあります。

航空会社 有効期限
ユナイテッド(UA)
なし((実質)
ノースウェスト(NW)
なし
日本航空(JAL)
翌々年末日
全日空(ANA)
翌々年末日

 

ご覧の通り、ANA・JALの日系航空会社には有効期限が設けられています。

期限は翌々年の末日まで。期限が来たら、なんと貯まったマイルがリセットされてしまいます。

 

 

一方、 UA・NWの外資系航空会社には、有効期限がありません。

正確にいえばUAには有効期限があるのですが、3年に一度でもマイレージの出し入れがあれば、そこからまた 3年延長です。実質的には「有効期限なし」といえます。

格安旅行のマイル加算率

 

航空会社 ツアーでの加算 格安の加算率
ユナイテッド(UA)
100% 100%
ノースウェスト(NW)
100% 100%
日本航空(JAL)
50% 50%
全日空(ANA)
50% 50%

 

また、JAL・ANAの日系では格安航空券・ツアーの加算割合が 50% しかマイルが貯まらないのに対して、UA・NWの外資系では、ほぼ 100% 加算されます。

私の場合はもともとフライトでのマイル獲得を当てにしていないので、この点を考慮に入れる必要がまったくないのですが、ツアーなどで旅行に行く機会のある人にとっては外資系2社が有利と言えます。

外資系航空会社がダメな理由

ここまでの情報を整理をすると下の表のようになります。

航空会社 有効期限 ツアー/格安での
加算率
外資系2社 (UA、NW)
なし
100%
日系2社 (JAL、ANA)
翌々年末日 (最長3年)
50%

 

フライトによるマイル加算を当てにするならば、外資系2社が優勢といえます。

  • 有効期限がない
  • 格安旅行でのマイル加算率もほぼ100%

 

・・・と、ここだけを読むと、

「よし!じゃあ、外資系のどちらかに決めた!」
と言いたくなる気持ちもよくわかります。

しかし・・・

ちょっと待った!
ちょっと待った!

実は、これらはたいしたメリットではないのです。

よく上記の点を強調して、脊髄反射的に
「 外資系のほうがマイルが貯まるよ 」と主張する外資系マイラーが多いわけですが、それは間違った認識といわざるをえません。

彼らは、日系航空会社のマイレージの正しい使い方を知らないのです。

有効期限の有無は重要か?

前述のとおり、「マイルの貯まりやすさ」という点では、外資系航空会社よりも
ANA・JALの 日系航空会社が優れています。

日系のマイレージプログラムなら日常でもマイルがどんどん貯まります。有効期限(3年)がネックと言われますが、日常でしっかりマイルを貯めることを考えればまったく問題になりません

なぜなら、この議論は

・ 「外資系」で6年ごとに無料旅行券を手に入れる
・ 「日系」で3年ごとに無料旅行券を手に入れる

のどちらがよいか?という結果に収束するからです。

大まかな試算ですが、陸でマイルを貯めようとすると日系は外資系の倍ぐらいの速さで貯まっていきます。

日系航空会社だったら、3年以内に旅行券の交換に必要なマイルを貯めることはいとも簡単です。外資系では収入の多い人でないと難しいでしょう。

搭乗マイルは考慮すべきか?

「ツアー/格安航空券」でもマイルが100%加算されることを考慮すると、外資系の方がメリットが多きのでは?

という意見もあります。

しかし、これもたいしたメリットではないと考えられます。

日本はとても小さい国なので、米国のように広大な国内路線を飛行機で移動することはありません。多くの地域では時間的にも費用的にも鉄道が、移動手段として一般的です。

国内線での搭乗マイルだけで、サービスを楽しめるだけのポイントを稼ぐことは難しい環境です。羽田⇔札幌 を移動したって、せいぜい511マイルしかなりません。

搭乗区間 クラス 運賃区分 獲得マイル
羽田 ⇔ 札幌
普通 普通運賃
511
割引運賃
383
成田 ⇔ ニューヨーク
エコノミー 普通運賃
6737
正規割引
4715

 

こうした現状を鑑みて、日本の航空会社はフライト以外の提携サービスを充実させることに活路を見出そうとしたわけですね。弱みを強みに、毒を薬にと変えたわけです。

実感としても、ここ1、2年で日常生活でマイルを貯める環境がずいぶんと充実してきたと感じます。

例えば、今までは公共料金をクレジットカードで支払うことができなかったのですが、2005年9月から支払いが可能となります。もちろん、マイルも貯まります。

今も、日系航空会社の提携サービスは膨張し続けています。アンテナを張っていれば1月に1度ぐらいのペースで新しいサービスや提携企業の発表があります。

一方、外資系航空会社はというと、フライト以外の提携サービスには今もあまり力を入れてないんですよね…。
マイレージ先進国のアメリカでは生活のあらゆる分野でマイルが使え、ほとんど「第二の通貨」状態。でもその結果、過当競争による経営悪化に陥った会社がたくさんあって、日本での提携にはあまり力をさけないようです。

したがって、

▼ 日系>外資系

という差は縮まるどころが、むしろ

 

▼ 日系  >>  外資系

今後も広がっていくでしょう。

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